現場で感じる気配の正体 | 小さなサインを気のせいで終わらせないために
気のせいで終わらせない
~1996年からISOと現場で拾い続けた“違和感”が、組織を変える瞬間~
現場には、言葉になる前の「気配」があります。
音でもなく、数字でもなく、報告書でもない。
ほんの一瞬、胸の奥に引っかかる――そんな気配です。
忙しい日ほど、それは小さくなります。
「まあ大丈夫だろう」
「今じゃない」
「気のせいかもしれない」
そうやって、気配は飲み込まれていく。
ところが、不思議なことに、現場はあとから“答え合わせ”をしてきます。
事故、品質トラブル、クレーム、ヒヤリハット。
まるで、見えないところで積み上がっていたものが、ある日まとめて表に出てくるように。
私は1996年から、ISO9001と一緒に仕事をしてきました。
設備・環境のエンジニアとして現場を歩き、品質の世界に投げ込まれ、解釈に苦しみ、文書に苦しみ、審査にも苦しみました。
けれど、その時間は「規格を理解する」以上に、私の視点を変えました。
なぜ、現場は同じ失敗を繰り返すのか。
なぜ、分かっているのに止められないのか。
なぜ、気づいているのに言えないのか。
その問いを追いかけるうちに、私は石川馨先生の品質管理、TPM(全員参加型の生産保全)、TPS(トヨタ生産方式)、そして心理学・行動科学へと足を伸ばしていきました。
知識を増やしたかったのではありません。
現場で起きている“あの気配”の正体を、つかみたかったのです。
このコラムは、その旅の記録です。
紙の規格に見えたものが、いつしか「人の成長」の物語に変わっていった過程。
そして、現場が強くなる瞬間に必ず立ち会う、ある“たった一言”について。
読み終えたとき、もしあなたが経営者なら、組織の見え方が少し変わるはずです。
もしあなたが転職やキャリアを考えているなら、自分の仕事の見え方が少し変わるはずです。
これは、理屈の話ではありません。
現場で実際に起きたことを、現場の言葉で辿っていきます。
それでは、旅に出ることとしますか。
私が「違和感」にこだわる理由
人のキャリアには、不思議な転機があります。
あとから振り返ると「あの出来事が、すべての始まりだった」と言える瞬間です。
私は今、「現場を変える」「人を育てる」という仕事をしていますが、その起点は意外にも、机の上に積み上がった分厚い書類の山でした。
私がISO9001に出会ったのは、1996年頃です。
当時の私は、品質の専門家ではありませんでした。
設備管理や環境管理が主なフィールドで、電気設備、給排水衛生、ボイラーなどを扱う、いわゆる“現場系エンジニア”です。
設備は正直です。
異音がすれば、何かが起きている。
圧が下がれば、どこかに漏れがある。
温度が上がれば、原因がある。
現象があって、原因があって、対策がある。
私はそういう世界で仕事をしてきました。
ところが、ISO9001は違いました。
いきなり目の前に現れたのは、技術でも現象でもなく、「要求事項」という名の文章でした。
しかも、当時は今以上に“文書化”が強かった時代です。
品質マニュアル、手順書、記録、文書管理台帳、改訂履歴…。
現場の空気はシンプルでした。
「ISOをやると紙仕事が増える。」
ええ、増えました。
紙が。
そして私は、髪が減りました(笑)。
笑い話のようですが、あの頃の私は必死でした。
設備屋として現場を回り、トラブルを潰し、現場の方とやり取りしながら、帰ってきたら顛末を自作データベースに打ち込む。
そして、そこから傾向を見つけ出す。
ところが、部署が変わりISO9001推進室へ移動となった日から、今度は文書。
しかも「書類を作ること」が目的になりかける。
現場の感覚からすると、これは相当な違和感です。
ここで多くの人はこう考えます。
「審査に合格すればいい。とにかく不適合を出さないように整えよう。」
実際、当時はそういう空気が強かった。
審査に受かること、審査で評価をもらうこと、不適合を出さないこと。
そこに流れやすいのは自然なことです。
だって落ちたら困るのですから。
でも私は、別の違和感を抱えました。
「なぜ、この要求事項は存在するのだろう?」
「この要求事項の裏には、どんな思想があるのだろう?」
紙仕事が増えることよりも、むしろこの“問い”が頭から離れなくなったのです。
この問いは「規格を理解するため」だけのものではありませんでした。
私は設備の世界で、何度も見てきたからです。
トラブルの多くは、能力不足よりも“解釈のズレ”から始まります。
誰かが悪いのではない。
見ている世界が少しずつ違う。
そのズレが積み重なると、いつの間にか事故や不良の芽になります。
だから私は、要求事項を読むときも「要求事項の正解」を探すのではなく、「この要求文書が防ぎたい未来は何か」を探すようになりました。
ここからが私の癖なのですが、分からないものに出会うと私は“背景”を探しに行きます。
組織の中だけで教わると、解釈はどうしても固まります。
だから私は社外の勉強会に行き、飲み会に行き、とにかく人に会って話しました。
仕事帰りに居酒屋で、同じ悩みを抱えた人と議論しながら、「それって結局、何のため?」を掘り下げる。
今思えば、あれは“学びの筋トレ”みたいな時間でした。
そんな時に出会ったのが、石川馨先生の『日本的品質管理』です。
分厚い本でした。
若かったんですね、
あの本を当時、ちゃんと読んだんです。
読んでいて強く残ったのは「品質管理の動機的要因」という考え方でした。
技術や仕組みが整っていても、人がその気にならなければ品質は生まれない。
人は言われたから動くのではなく、「意味が腹落ちしたとき」に動き始める。
そして、動き始めた人が現場を変える。
私はその文章に、背中を殴られたような感覚がありました。
さらに私はTPM、TPSにも出会います。
そこで見たのは、改善が“特別な技”ではなく、日常の観察から始まっている姿でした。
ムダを見つける。
異常を見つける。
変化を見つける。

現場を整えるのは見栄えのためではない。
整えることで、いつも隠れていた異常が浮かび上がるからだ。
これは設備屋としての感覚にも直結しました。
設備の異音に気づく人は、現場の小さな異常にも気づく。
つまり、気づく力は鍛えられる。
そして私は、ある結論にたどり着きます。
現場の問題は、突然起きるのではない。
問題は起きる前に、必ず小さく知らせてくる。
でもその“知らせ”は、はっきりした警報ではありません。
もっと曖昧で、もっと弱い。
「なんか変だな」「いつもと違う」「気になる」。
このレベルの違和感です。
その違和感が、なぜ消えるのか。
多くの場合、理由は一つです。
言葉にならないから。
そして言葉にできない最大の理由は、現場ではとてもシンプルです。
自信がない。
「気のせいかもしれない」
「間違っていたら恥ずかしい」
「忙しいのに邪魔したら悪い」
そうやって違和感は飲み込まれ、職場の空気に溶けていきます。
そこで私は思いました。
ISO9001を“紙の規格”で終わらせたくない。
TPSやTPMを“手法”で終わらせたくない。
石川先生の言う「人づくり」を、現場で本当に実践したい。
当時は、量産が物作りの主流から、少量多品種に移行しはじめたころです。
私は、この思いに未来を描きながら、実践をしたかったのです。
だから私は今、こう定義しています。
私は、違和感を言葉にできる人を育てたい。
それができる人が増えると、現場は変わります。
品質も、安全も、改善も、すべてが変わります。
続いては、その「違和感」がどのように生まれ、なぜ見落とされ、どうすれば職場の学びと行動に変えられるのか。
実際の現場の物語と、心理学・行動科学の視点で掘り下げていきます。
問題は、起きる前に教えてくれている
現場で仕事をしていると、ある瞬間に出会うことがあります。
それは、はっきりしたトラブルではありません。
設備が止まるわけでもない。
不良が発生したわけでもない。
警報が鳴るわけでもありません。
それでも、ふと感じるのです。
「なんか変だな。」
この感覚を、私はとても大切にしています。
なぜなら、長年現場を見てきて確信していることがあるからです。
問題は、起きる前に必ず教えてくれている。
ただし、その知らせはとても小さい。
そして、とても曖昧です。
例えば、こんな瞬間です。
作業の様子を見ていて「いつもより動きが遅い気がする」
通路を歩いていて「この場所、前からこんな置き方だったかな」
設備の横を通り過ぎたとき「今の音、ちょっと違うような気がする」
どれも、はっきりした異常ではありません。
しかし、このレベルの違和感の中に、将来のトラブルの芽が隠れていることがよくあります。
私はこれを「弱いシグナル」と呼んでいます。
実はこの考え方は、航空安全や医療安全の研究でも重要視されています。
大きな事故の前には、必ず小さな兆候がある。
しかしその兆候は、あまりにも小さいため、日常の中で見過ごされてしまうのです。
では、なぜ人はそのシグナルを見逃してしまうのでしょうか。
心理学では、人間の判断にはいくつかの特徴があることが分かっています。
その一つがヒューリスティック(経験則)です。
人は、過去の経験をもとに判断します。
これは本来、とても便利な能力です。
経験があるからこそ、人は素早く判断できます。
しかし同時に、この能力は思い込みを生みやすいという側面も持っています。
例えば、こんな考え方です。
「前も大丈夫だった」
「いつもこの方法でやっている」
「今まで問題になったことはない」
こうした経験が、判断の基準になります。
するとどうなるでしょうか。
小さな違和感が生まれても、こう考えてしまうのです。
「まあ大丈夫だろう。」
心理学では、これを確証バイアスと呼びます。
人は、自分の考えを裏付ける情報を集めやすく、反対の情報を見落としやすいのです。
現場の問題解決でも、同じことが起こります。
例えば、不良が発生したとき。
最初に「作業ミスだろう」と思い込むと、なぜなぜ分析もその方向に進んでいきます。
なぜ①:作業者が確認しなかった
なぜ②:注意不足
なぜ③:教育不足
そして対策は「教育の徹底!」になります。
しかし、本当にそうでしょうか。
設備の状態は、どうだったのか。
作業環境は、どうだったのか。
治具や手順は、適切だったのか。
工程設計そのものに、無理はなかったのか。
こうした視点が抜け落ちてしまうことは、決して珍しくありません。
私が現場でなぜなぜ分析を教えるとき、よく見る失敗があります。
それは、結論ありきの分析です。
最初から「原因はこれだろう」と決めてしまい、その説明を作るために“なぜ”を書いていく。

しかし、本来の問題解決はその逆です。
現象をよく観察する。
そこから構造を理解する。
そして原因にたどり着く。
つまり、観察→理解→改善 という流れです。
ここで重要になるのが観察力です。
私は現場でよく、こんな話をします。
「気づく人には共通点があります。」
それは何かというと、よく見る人です。
しかも、ただ見るのではありません。
歩きながら、ふと振り返る人です。
現場を歩きながら、何度も視線を動かす。
人の動き、物の配置、設備の音、作業の流れ。
見る位置も、見る回数も多い。
そういう人は自然と情報量が増えます。
そして情報量が増えると、違和感が見えてくるのです。
しかしここで、もう一つ壁があります。
それは、言葉です。
違和感を感じても、多くの人はこう考えます。
「気のせいかもしれない」
「間違っていたら恥ずかしい」
「忙しいのに言うほどのことでもない」
そうして違和感は、胸の中にしまわれます。
私はこれまで多くの現場で、同じ光景を見てきました。
事故やトラブルが起きたあと、誰かがこう言うのです。
「実は、ちょっと変だと思っていたんです。」
この言葉を、私は何度も聞きました。
だからこそ私は思うのです。
現場を変えるのは、特別な設備でも、高度なシステムでもありません。
違和感を言葉にできる人です。
「ちょっと気になるんですが。」
「いつもと違う気がします。」
根拠が曖昧でもいい。
それでも声をかけてくれる人。
その一言が、事故を防ぎ、品質を守り、改善を生みます。
しかし、ここで次の疑問が生まれます。
人は、違和感を持っているのに、なぜそれを言葉にしないのでしょうか。
その理由は、とても人間らしいものです。
それでは続いて「人はなぜ、違和感を言葉にできないのか」というテーマで、心理学やコーチングの視点から、その仕組みを探っていきます。
関連記事:違和感の科学 │ 違和感に気づける人が、未来を守るリーダーに
関連記事:静かな職場は強いのか|「なんか変…」違和感を言える職場へ
人はなぜ、違和感を言葉にできないのか
現場で事故やトラブルが起きたあと、私はよくある言葉を聞きます。
「実は、ちょっと変だと思っていたんです。」
この言葉を、私はこれまで何度も聞いてきました。
設備が止まったあと。
不良が発生したあと。
事故が起きたあと。
その場にいた誰かが、少し申し訳なさそうにこう言うのです。
「実は、違和感はあったんです。」
そのたびに私は思います。
なぜ、その時に言葉にならなかったのだろう。
人は、違和感を感じていないわけではありません。
むしろ多くの人が、何かしらの小さな違和感を感じています。
問題は、その違和感が言葉になるかどうかです。
では、人はなぜ言葉にしないのでしょうか。
理由はいくつかありますが、現場で最も多いのは、とても人間らしい理由です。
自信がない。
「自分の勘違いかもしれない。」
「間違っていたら恥ずかしい。」
「忙しいのに余計なことを言うのは申し訳ない。」
こうした思いが、口を閉じさせます。
心理学では、この感覚を自己効力感という言葉で説明します。
自己効力感とは、「自分にはできる」という感覚のことです。
能力そのものではありません。
自分の行動には意味がある。
自分の発言には価値がある。
そう感じられるかどうかです。
自己効力感が高い人は、こう考えます。
「もしかしたら重要なことかもしれない。」
「一応伝えておこう。」
しかし自己効力感が低いと、こうなります。
「自分の思い過ごしかもしれない。」
「黙っていたほうがいいだろう。」
すると違和感は、そこで消えてしまいます。
ここで、もう一つ大切な要素があります。
それが、心理的安全性です。
心理的安全性とは、簡単に言えば安心して発言できる空気のことです。
例えば、こんな職場があります。
誰かが疑問を口にすると「そんなことも知らないのか」と言われる。
あるいは、「余計なことを言うな」と言われる。
こういう環境では、人はすぐに学習します。
発言しないほうが安全だ。
すると違和感は、口に出されなくなります。
一方で、心理的安全性の高い職場では、まったく違うことが起きます。
「それ、どういうこと?」
「いい視点だね。」
「もう少し教えて。」
そんなやり取りが生まれます。
すると人は、発言しても大丈夫だと感じるようになります。
しかし私は、ここで一つ大事なことがあると思っています。
心理的安全性だけでは、十分ではありません。
なぜなら心理的安全性は“話せる場”をつくるものだからです。
私が目指しているのは、“話せる人”を育てることです。
ここで役に立つのが、コーチング心理学やNLPといった、人の心理を扱う学問です。
コーチング心理学では、人が成長するために重要な要素として
自己効力感
内発的動機
成長の実感
が挙げられます。
簡単に言えば、「自分の行動には意味がある」と感じられる状態です。

例えば、誰かが違和感を言葉にしたとき。
その言葉を「そんなこと気にしなくていい」と扱うのか。
それとも「いい気づきだね」と扱うのか。
この違いは、とても大きいものです。
後者の環境では、人は次第にこう思うようになります。
自分の違和感には価値がある。
すると人は変わります。
現場を歩くとき、少しだけ視線が変わる。
物の配置が気になる。
作業の流れが気になる。
設備の音が気になる。
そして、こう言うようになります。
「ちょっと気になるんですが。」
この一言が、現場を変えます。
私は、これまで多くの現場を見てきました。
そして気づいたことがあります。
優秀な人というのは、特別な才能を持った人ではありません。
むしろ、よく見る人です。
歩きながら振り返る人。
現場を何度も見回す人。
違和感を感じたら立ち止まる人。
そして、その違和感を言葉にする人です。
だから私は、技術だけを教えることはしません。
問題解決の手法だけを教えることもしません。
なぜなぜ分析やPM分析は、もちろん重要です。
しかし、その前に必要なものがあります。
それは、違和感を言葉にする勇気です。
その勇気は、知識だけで生まれるものではありません。
人との関わりの中で育つものです。
ここからは、私がどんな思いで現場と向き合い、どんな人と一緒に仕事をしたいと考えているのかについて、お話ししたいと思います。
関連記事:やらされ感が若手の成長を止める │ やってみたいを引き出すリーダーシップ術
違和感を言葉にできる人を育てる
私がこれまで現場を見てきて、いつも感じることがあります。
それは、現場には必ず「気づく人」がいるということです。
作業をしているとき。
通路を歩いているとき。
設備の音を聞いているとき。
ふと立ち止まって、こう言う人がいます。
「ちょっと気になるんですが。」
この一言が、現場を守ることがあります。
事故を防ぐことがあります。
品質を守ることがあります。
改善のきっかけになることがあります。
私は、こういう瞬間を何度も見てきました。
だからこそ思うのです。
現場を変えるのは、特別な設備でも、高度なシステムでもありません。
人の気づきです。
そしてその気づきは、特別な才能ではありません。
育てることができる力です。
私はこれまで多くの現場で、若い人たちと向き合ってきました。
最初はみんな、自信がありません。
「自分の考えなんて、たいしたことない」
「間違っていたら恥ずかしい」
そんなふうに思っています。
しかしあるとき、小さな出来事が起きます。
誰かが勇気を出して、こう言うのです。
「ちょっと変だと思うんですが。」
その言葉が、現場を止める。
みんなで確認する。
そして実際に問題が見つかる。
そのとき、周りの人がこう言います。
「言ってくれて助かった。」
この一言が、人を変えます。
その瞬間、人は気づくのです。
自分の違和感には、価値がある。
そこから人は、少しずつ変わっていきます。
現場を見る目が変わる。
物の置き方が気になる。
作業の流れが気になる。
設備の音が気になる。
そしてまた、こう言うようになります。
「ちょっと気になるんですが。」
この小さな言葉が、職場を強くしていきます。
私は、この瞬間を見るのが好きです。
なぜなら、それは「人が成長する瞬間」だからです。
私は、これまで240以上の現場を見てきました。
製造業の現場。
品質の現場。
安全の現場。
そして確信していることがあります。
現場の力を決めるのは、設備でも、制度でも、マニュアルでもありません。
人の成長です。
ISO9001も、TPSも、TPMも、本質は同じところを見ています。
それは、人づくりです。
石川馨先生は、品質管理の本質をこう表現しました。
「品質管理とは、人づくりである。」
私はこの言葉を、ずっと大切にしてきました。
そして長い年月の中で、私なりの言葉に置き換えるようになりました。
それが
違和感を言葉にできる人を育てるという考え方です。
私はこの考え方を、現場の教育の中で現場思考法として伝えています。
そしてその考え方を、さらに体系化したものが新5S思考術です。
5Sは、単なる整理整頓ではありません。
現場を整えることで
異常が見える
違和感が見える
問題が見える
そして、人が気づくようになります。
気づいた人が言葉にする。
言葉になった違和感が対話を生む。
対話が改善を生む。
この循環が生まれたとき、現場は強くなります。
私は、そんな現場をもっと増やしたいと思っています。

もしこのコラムを読んで、「こんな仕事があるんだ」と思った方がいたら、私はとても嬉しいです。
「この人と一緒に現場を変えてみたい」と思った方がいたら、もっと嬉しいです。
そしてもし、経営者の方がこの文章を読んで「うちの会社にも、こんな人材を育てたい」と思ってくださったなら、それは私にとって大きな喜びです。
私は特別な人間ではありません。
ただ、現場を歩くことが好きな人間です。
現場を歩きながら、人と話す。
違和感を探す。
そして一緒に考える。
そんな仕事を、私はこれからも続けていきます。
そしてもし、
「違和感を言葉にできる人を育てる仕事をしてみたい」
そう思う人がいるなら、ぜひ一度会ってみたいと思っています。
現場には、まだまだ可能性があります。
そしてその可能性は、人の気づきから始まります。
私はこれからも、その気づきを育てる仕事を続けていきます。
現場には、まだまだ可能性がある
私は、これまで多くの現場を歩いてきました。
工場のラインの横。
機械の並ぶ作業場。
少し油の匂いがする通路。
そんな場所を歩きながら、私はいつも思います。
現場には、まだまだ可能性がある。
設備は、どんどん進化しています。
ITやAIも、ものすごいスピードで進んでいます。
しかし、それでも現場を動かしているのは 人 です。
人が気づく。
人が考える。
人が声をかける。
その積み重ねが、品質を守り、安全を守り、会社を強くしていきます。
だから私は、人を育てたいと思っています。
知識だけではありません。
技術だけでもありません。
気づく力です。
そして、その気づきを
言葉にする勇気です。
現場には、まだまだ可能性があります。
そしてその可能性は、違和感を言葉にできる人から生まれます。
私はこれからも、その人を育てる仕事を続けていきます。
毎週月曜日に「改善ファシリテーション」をテーマとしたコラムを更新、
火曜日にメールマガジンを配信しております。是非ご登録ください。(ご登録は無料です)


体験セミナーのお申し込みはこちらから
お気軽にお問い合わせください
国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。