人材育成・組織開発

ハラスメント研修

サービスの概要

正しく知り、正しく怖がり、正しく対応する。
職場を守る“シン”常識とは? 

現代の職場において、ハラスメント対策は「コンプライアンス遵守」の枠を超え、組織の健全性と信頼性、そして従業員の心理的安全性を守るための中核的なマネジメント課題です。
職場における不適切な言動や関係性のトラブルは、当事者のみならず、周囲のモチベーションや業務遂行にも大きな影響を及ぼします。

ナレッジリーンの【シン・ハラスメント研修】は、「正しい知識を得る」「正しく恐れる」「正しく対応する」という3つの柱を軸に、従来の座学や事例紹介だけにとどまらず、実践的なビジネスコミュニケーションやマネジメント技術までを体系的に習得できるプログラムです。

・シンハラスメント研修の説明 正しいハラスメント知識を得ること、正しくハラスメントを怖がること、適切なビジネスコミュニケーションをとる、マネジメントスキル・テクニックを身に着けるシン・ハラスメント研修とは?

「叱るとパワハラ?」「褒めるのもNG?」といった極端な自己規制により、職場の対話が減少し、チーム力が損なわれていませんか?
本研修では、過剰な萎縮を防ぎながらも、安心・安全な職場づくりのために必要な“境界線”を理解し、より良い関係性を築くリーダーシップを強化します。

サービスの特徴

1. 「グレーゾーン」に踏み込んだ実践的アプローチ

一般的なハラスメント研修では、明らかな法令違反行為にフォーカスされがちですが、実際の現場では「どこからがNGなのか分からない」「周囲はどう感じているのか判断が難しい」といった“グレーゾーン”のケースこそが問題の本質です。

本研修では、「本人が不快でなくても第三者には不適切に映る」「発言に意図はなくても結果として圧力に感じられてしまう」などの微妙なケースを多数取り上げ、受講者が“あいまいな状況”を的確に読み取り、正しく行動できるよう導きます。

<扱う主なテーマ例>

◆ワーキングマザーに対する過小な要求


【Case1 育児中の社員のことを考えて】
勤続10年、今年から育児時短勤務で復職したAさん。
管理職のあなたは、本人の負担にならないようにと、
誰にでもできるような業務を担当させた。

その業務に対してAさんは不満そう…



◆誉め言葉のつもりだったけど、セクハラになっちゃう?

【Case2 誉め言葉のつもりが…】
朝礼の際、悪気はなく、誉め言葉のつもりで、
「いつもきれいだね~!モデルさんみたいだね~」と伝えた。
しかし女性社員は、不快感を示しています…


◆無言の威圧行為“ため息・独り言・貧乏ゆすり”もハラスメント? 

【Case3 サイレントハラスメント】

口数の少ないAさん。
暴言を吐くことはしないのですが、パソコンに向かって、いつも独り言。
この日も「分かってないんだよ」とダメ出し…

貧乏ゆすりに舌打ち… これっていいの?


他にも、【残業指示が過大な要求に該当する?】等、様々な状況を想定したテーマをご用意しています。

2. ケーススタディ中心の体験型構成

講義だけでは身につかない「現場対応力」を鍛えるため、実際の業務シーンを想定したケーススタディを中心に構成しています。
参加者は具体的な事例をもとに議論を行い、他者の視点を通して自身の言動を客観的に見直すことができます。これにより、思い込みや無意識の言動に気づき、行動変容につなげることができます。

  • 感情的・無意識的な言動が周囲に与える影響を理解
  • 指摘・叱責時の言い換えテクニックや伝え方の工夫
  • 管理職としてのリスク感知力と、行動選択力の強化

さらに、受講者同士のディスカッションやフィードバックを通じて、組織全体の共通認識を醸成し、ハラスメントを未然に防ぐ文化を築く一歩となります。

3. 「恐れすぎず・緩めすぎない」バランス感覚の育成

「余計なことは言わない方が安全だ」「何も注意しなければトラブルも起きない」といった“静かな職場”は、一見トラブルレスに見えて、実はリーダーシップ不在・成長停滞のリスクをはらんでいます。
本研修では、管理職・リーダーにとって重要な「関わる勇気」を持ちつつ、「境界線を見極める冷静さ」と「対応のための知識と技術」を習得できるよう設計しています。
組織が本当に強くなるためには、過剰に恐れず、かつ軽視もせず、適切な対話と指導を行える“成熟した大人の関わり方”が必要です。

サービスメニュー

▶ 半日研修プラン(3時間)

対象者:主に管理職・中間管理職(一般社員向けカスタマイズも可)

目的:

  • ハラスメントに関する基礎知識と法的理解
  • あいまいな場面での判断・対応力の強化
  • 管理職としての自覚と職場環境づくりの意識醸成

主な内容:

セッション概要
① オリエンテーションなぜ今、ハラスメント研修が必要か? 社会背景と企業責任
② ハラスメント基礎講義各種ハラスメントの定義と違法行為の基準理解(セクハラ・パワハラ・マタハラなど)
③ ケーススタディ

 日常で起こりうる曖昧なシーンを題材に、グループワーク・ディスカッション

※内容はご要望に応じてカスタマイズ可能です。

ハラスメント研修の活用シーン

  • 新任管理職のマネジメント教育として
  • ハラスメント再発防止の組織改革に
  • 若手社員の心理的安全性向上研修として
  • セクハラ・パワハラの風土改善プロジェクトに

よくあるご質問

Q1. オンラインでの受講は可能ですか?

A. はい。対面・オンラインいずれにも対応しております。Zoomなどのオンライン会議システムでの実施実績も多数ございます。

Q2. 若手社員向けのカスタマイズも可能ですか?

A. はい。階層別に内容や事例を調整し、若手向けの「受け手としての気づき・声の上げ方」にフォーカスした設計も可能です。

Q3. 事後の定着支援はありますか?

A. オプションで、eラーニング・動画学習・復習用ワークシート・相談窓口設置支援など、定着を目的とした各種施策へのご対応も可能です。

お問い合わせ

ハラスメント研修の導入・企画については、お気軽にご相談ください。
最適な研修内容・スケジュール・実施方法をご提案いたします。

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古田 あゆみさん
マネジメントコンサルティング部 コンサルタント
古田 あゆみ

航空業界で社員研修のインストラクター経験を持ち、日本人の「おもてなし」の心を体現してきた。主に、①ビジネスマナー研修②ハラスメント研修を強みとしている。研修では、ケーススタディーや実践を用いた内容が多く、受講者参加型で受講者の主体性にもアプローチする。ホスピタリティーの重要性を説き、企業とそこで働く社員の思いを繋ぎ、真の強い組織づくりに貢献している。

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