環境・カーボンニュートラル
脱炭素ロードマップ策定
このような方におすすめです
- 脱炭素目標はあるものの、達成に向けた全体ロードマップが描けていない
- Scope1・2・3は算定したが、削減施策の立案や優先順位づけが進んでいない
- SBT/中小企業版SBTを取得したが、目標達成に向けたロードマップや投資計画が整理できていない
- 経営層の理解と現場の実行をつなぐ「社内で腹落ちした」脱炭素計画をつくりたい
- 対外開示や取引先からの要請に対応できる、説明力のある計画を整備したい
脱炭素ロードマップ策定コンサルティングサービスのご紹介
脱炭素経営の重要性が高まる中、企業にはGHG排出削減やSBT認証取得など具体的な対応が求められています。
しかし、どの施策にどの程度投資し、いつまでにどれだけ削減するかを社内で筋道立てて整理することは容易ではありません。
ナレッジリーンは、貴社の脱炭素目標を起点に、排出量・削減施策・投資対効果を一体的に整理し、
中長期の「脱炭素ロードマップ」として可視化することで、経営層と現場をつなぐ実行可能な計画づくりをご支援します。
脱炭素ロードマップとは
脱炭素ロードマップとは、自社で脱炭素目標を実現するために、いつ・どのような施策を行い、どれだけGHG排出量を削減していくのかを整理した、中長期の脱炭素計画です。
脱炭素ロードマップ策定に必要な要素
ロードマップを策定するうえで、最低限、以下の要素を整理することを基本としています。
| 要素 | 例 |
|---|---|
| 削減目標 | 2030年までに42%削減 |
| 対象範囲 | Scope1,2排出量 |
| 取り組み内容 | 上述の対象範囲におけるCO2削減施策 |
企業の状況によっては、以下のような詳細情報まで必要となる場合があります。
- 中間目標(マイルストーン)
- 年度ごとのアクション
- 年度ごとの排出量・削減推移
- 想定投資額
脱炭素ロードマップの種類
企業の置かれている状況に応じて、ロードマップに求められる粒度は異なりますが、一般的には、以下の3つのタイプに分類されると考えられます。
※粒度が細かくなるほど、必要なデータ量が増えます。
| 種類 | 主な使用用途(弊社想定) | ロードマップの粒度 |
Type1:全体概要ロードマップ | ・取り組みの全体像の把握 | 粗 |
Type2:時間軸ごとの実行アクションロードマップ | ・現場との合意形成 | 中 |
Type3:年度ごとの投資額の明確化ロードマップ | 投資意思決定を伴う経営会議等 | 細 |
企業が脱炭素ロードマップを策定するメリット
- 対外開示・取引先対応の質が高まる
HPでの開示、TCFD開示、CDP回答、有価証券報告書等で、単なる目標値だけでなく、実現に向けた具体的なストーリーを示すことができます。 - SBT/中小企業版SBTで定めた脱炭素目標の達成に活用できる
Scope1・2の算定や削減目標の設定にとどまらず、その後の具体的な削減行動を裏付ける計画として活用できます。 - 投資対効果を踏まえた意思決定が可能になる
施策ごとのコストと削減効果を比較し、自社にとって優先すべき施策を見極めることができます。
ナレッジリーンの脱炭素ロードマップ策定支援の特徴
創業より環境に関するコンサルティングを実施してきた経験に裏打ちされたノウハウを活かし、貴社の状況に即した実効性の高いロードマップ策定を支援します。
専門家による伴走と教育ができる
気候変動・環境分野の支援実績を活かし、貴社の業種や事業特性、組織体制に合わせた道筋をご提案します。
また、プロジェクトを通じて、脱炭素経営やGHG削減に関する考え方や他社動向への理解を深め、社内の専門人材育成にもつなげます。
削減施策と開示を見据えた「適切な粒度」の計画を設計できる
弊社が蓄積してきたノウハウをもとに、環境省のガイドライン等の情報や各種ガイダンスを踏まえ、貴社に必要な粒度(全体概要レベル~年度ごと詳細レベルまで)でロードマップを設計することが可能です。
HPや統合報告書、サステナビリティレポートなど、対外開示での活用も視野に入れ、準備すべき情報と開示すべき情報を整理します。
投資対効果を踏まえた実行可能な計画づくりを支援
Scope1・2の排出特性を踏まえ、削減に大きく寄与する施策のコストと削減効果を定量的に評価します。
また、エネルギー管理士の国家資格を有する専門家による省エネ診断を通じて、現場に根差した削減施策の洗い出し・調査も可能です。
これらを踏まえた施策間の比較を通じて、優先施策を特定し、短期・中期・長期の時間軸に落とし込んだ実行可能なロードマップを策定することが可能です。
脱炭素ロードマップ策定コンサルティング サービスメニュー
ナレッジリーンでは、貴社の状況・ご要望に応じて適切な粒度でのロードマップ作成支援を行います。
※個社特有の状況を踏まえて、内容を整理・反映する性質がございますため、詳細につきましてはお問い合わせください。
Type1:全体概要ロードマップ策定支援
特徴:脱炭素経営の初期段階の企業向け。
貴社のScope1,2排出特性から、SBT目標達成に向けた施策を洗い出し、実施すべきアクションを整理します。
Type2:時間軸ごとの実行アクションロードマップ策定支援
特徴:実行フェーズの企業向け。
全体概要に加えて、貴社の削減に大きく寄与する施策について、投資対効果検証を実施します。
投資対効果を踏まえて、2~3年前後の時間軸で実施すべきアクションをまとめます。
Type3:年度ごとの投資額の明確化ロードマップ策定支援
特徴:投資判断を求められる企業向け。
社内の行動指針として、年間計画へ細分化し、実行すべきアクションを明確化します。
実績
業界を限らず脱炭素ロードマップ策定支援実績が多数ございます!
当社はトータルでも部分的にでも柔軟にご対応が可能です。ぜひお問合せください!
支援パターン | お客様 |
Type1:全体概要ロードマップ策定支援 | 金属部品製造業(非上場) 等 |
Type2:時間軸ごとの実行アクションロードマップ策定支援 | 食品製造業(スタンダード上場) |
Type3:年度ごとの投資額の明確化ロードマップ策定支援 | 化粧品製造業(プライム上場) |
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