雑談力が改善を動かす|問題解決できるチームの前提条件
真面目な沈黙が、問題解決を止めている
改善教育の前に、チームの「雑談力」を疑え
私はこれまで、250を超える組織やチームの支援に関わってきました。
安全意識を高めたい、改善に強いチームをつくりたい、問題解決できるリーダーを育てたい、若手にもっと自律的に動いてほしい。
経営者、人事、人財開発の方々、そして現場のリーダーの方々から、そうした相談を数多くいただいてきました。
どの相談も、本気です。
現場を良くしたい。
人を育てたい。
組織を強くしたい。
その想いがあるからこそ、研修や教育に時間も人財もお金も投資するわけです。
私は、その姿勢そのものは本当に素晴らしいと思っています。
ただし、現場を見ていると、ある違和感が出てくることがあります。
研修はやっている。教育もしている。問題解決手法も教えている。
なぜなぜ分析もやった。QC七つ道具も学んだ。ロジカルシンキングも入れた。
受講後アンケートには「わかりやすかった」「参考になった」「勉強になった」と書かれている。
ところが、現場に戻ると、改善が続かない。
小さな違和感が上がってこない。
若手が相談してこない。
リーダーが一人で抱え込んでいる。
問題解決が、いつも一部の人だけに偏っている。
そのとき私は、こう思うのです。
その教育投資、本当に成果が出る前提条件は整っていますか?
一見、真面目でクールなチームほど危ないことがある
改善や問題解決の支援に入ると、一見とても真面目なチームに出会うことがあります。
静かです。落ち着いています。黙々と課題に向き合っています。余計な話をしない。ふざけない。
資料を見つめ、腕を組み、一人ひとりが真剣に考えている。
いかにも社会人らしい。いかにもクール。
正直、カッコいいと感じることもあります。「おお、真剣に取り組んでいるな」と思うわけです。
しかし、しばらく見ていると、違和感が出てきます。
話さない。
相談しない。
情報交換しない。
途中経過を共有しない。
分からないことを聞かない。
小さな違和感を言葉にしない。
一人で課題を抱え込む。
そして、問題解決が深まらない。
私はこの状態を、こう見ています。
真面目な沈黙が、問題解決を止めている。
これは、怠けているという話ではありません。
むしろ逆です。
真面目なのです。責任感もある。ちゃんとやろうとしている。
だからこそ、一人で考え込む。
中途半端なことを言わない。
間違ったことを言うくらいなら黙っている。
人に迷惑をかけたくない。
自分で解決しなければならないと思っている。
そういう「真面目さ」が、結果としてチームの情報の流れを止めてしまうことがあるのです。
問題解決は、一人の頭の中だけでは進まない
問題解決とは、頭のいい人が一人で正解を出す作業ではありません。
現場の問題は、そんなに単純ではないからです。
設備の音、作業者の違和感、前工程の小さな変化、後工程の困りごと、若手の素朴な疑問、ベテランの経験知、過去に起きた小さなトラブル、誰かが言いかけて飲み込んだ一言。
こうした断片がチームの中を流れ、つながったときに、ようやく問題の輪郭が見えてきます。
ところが、静かすぎるチームでは、この断片が集まりません。
なぜなぜ分析を教えても、材料が足りない。
QC七つ道具を教えても、現場の気づきが出てこない。
ロジカルシンキングを教えても、そもそも話し合う情報が流れていない。
これでは、どれだけ立派な手法を学んでも、現場では動きにくいのです。
料理で言えば、高級な包丁や鍋をそろえたのに、肝心の食材が台所に出てこないようなものです。
いくら道具が良くても、材料がなければ料理はできません。
問題解決も同じです。
手法という道具の前に、現場の情報という材料が必要なのです。
そして、その材料をチームの中に流す力が、私は「雑談力」だと考えています。
雑談力とは、ムダ話の力ではない
ここで誤解してほしくないのですが、私が言う雑談力とは、仕事中にペチャクチャとムダ話を増やすことではありません。
場をゆるませるだけの会話でもありません。
単に仲良しチームをつくることでもありません。
私が考える雑談力とは、分からないことを聞ける力です。
小さな違和感を言える力です。
途中経過を共有できる力です。
失敗を隠さず、学びの材料にできる力です。
相手の一言を受け止め、そこから考えを深める力です。
つまり、雑談力とは、チームの中に「気づき」や「経験」や「違和感」を流す力なのです。
たとえば、こんな会話です。
「さっき、ちょっと音が違った気がするんですよね」
「それ、前工程で何か変わっていませんか?」
「実は昨日も似たことがありました」
「私は逆に、ここが気になっています」
「ちょっと待って、それって本当に原因ですかね?」
「やってみたんですけど、ここでつまずきました」
こうした小さな言葉が出るチームは、問題の輪郭をつかむのが早い。
なぜなら、情報が流れているからです。
一方で、真面目に沈黙するチームでは、学びや気づきが一人の頭の中に閉じ込められてしまいます。
「わかった」と「できる」の間には、雲泥の差がある
研修後に「わかりました」と言っていただくことがあります。
もちろん、それは嬉しいことです。まず理解しなければ、行動には移せません。
わかりにくい研修より、わかりやすい研修の方がいい。
それは当然です。
ただし、問題解決や改善の教育において、本当に大事なのはその先です。
わかったかどうかではなく、できるようになったかどうか。
ここには、雲泥の差があります。
泳ぎ方の本を読めば、クロールの理屈はわかるかもしれません。
腕の回し方、息継ぎのタイミング、キックの打ち方。
説明を聞けば「なるほど」と思うでしょう。
でも、水に入った瞬間、体は思うように動きません。
息継ぎで水を飲む。
腕と足のタイミングが合わない。
思ったより前に進まない。
そこで初めて、人は気づきます。
わかることと、できることは違う。
問題解決も同じです。
なぜなぜ分析を知っている。
QC七つ道具を学んだ。
ロジカルシンキングの型も理解した。
でも、現場では問題は教科書通りに現れません。
データはそろわない。
関係者の認識はズレる。
原因らしきものがいくつも見える。
途中で感情も入る。忙しさもある。職場の空気もある。
だからこそ、学んだことを一度使ってみる。
うまくいかなかった理由を考える。仲間と話す。もう一度試す。
少しずつ修正する。
この繰り返しがあって、初めて「わかった」が「できる」に変わっていきます。
私はこれを、学ぶと習うの違いだと考えています。
学ぶとは、知識を得ること。
習うとは、失敗を繰り返してでも、できるようになることです。
研修に参加する人に必要なのは「学習力」である
研修に参加する人に必要なスキルは何か。
私は、ズバリ「学習力」だと考えています。
ここでいう学習力とは、学校の成績が良いとか、知識量が多いという意味ではありません。
話を聴く。考える。試す。失敗する。振り返る。もう一度やってみる。この一連の力です。
研修では、話を聴いて「なるほど」と思う人は多いのです。
メモを取る人も多い。
うなずく人も多い。
アンケートにも「勉強になりました」と書く。
ところが、現場に戻った瞬間、試さない。
一回やってうまくいかないと止まる。
失敗したくないから、いつものやり方に戻る。
できるようになるまで繰り返すところまで行かない。
つまり、学ぶ意欲はあっても、習う意欲が弱いことがあるのです。
これは受講者だけを責める話ではありません。
学んだことを試せる場があるか。
失敗しても大丈夫だと思える空気があるか。
つまずいたことを話せる相手がいるか。
うまくいかなかったことを責めずに、次の学びに変えるリーダーがいるか。
ここが大きく影響します。
そして、ここでまた雑談力が関係してきます。
習うためには、失敗が必要です。
失敗するには、試す必要があります。
試すには、「やってみても大丈夫」という空気が必要です。
うまくいかなかったことを言葉にするには、雑談力が必要です。
つまり、学習力を育てるには、雑談力のあるチームが必要になるのです。
成人学習の視点から見ると、大人は経験と結びつけて学ぶ
心理学や教育学の視点から見ても、これは筋が通ります。
成人学習の考え方では、大人は子どものように「教えられたから覚える」というだけでは学びが深まりにくいとされています。
大人は、自分の経験、自分の仕事、自分の課題と結びついたときに、学びの意味を感じやすくなります。
つまり、大人の学びには「これは自分に関係がある」という感覚が必要なのです。
研修で聞いたことを、現場の経験と結びつける。
自分の仕事に置き換える。過去のトラブルと照らし合わせる。今困っていることとつなげる。
こうした作業が起きて、初めて知識は自分ごとになります。
では、その接続はどこで起きるのか。私は、その多くが会話の中で起きると見ています。
「これ、うちの現場でいうと何だろう?」
「この前のトラブル、これに近くない?」
「うちは、ここが弱いかもしれないね」
「自分はこう受け取ったけど、あなたはどう思った?」
このような会話が、学んだ知識を現場の経験に接続していきます。
だから、雑談力は教育の“おまけ”ではありません。
成人学習を成立させるための、かなり重要な土台なのです。
成人発達の視点から見ると、雑談はメンタルモデルを浮かび上がらせる
成人発達理論の視点で見ると、人の成長は、知識が増えることだけではありません。
自分がどのような見方で世界を捉えているのか。
その見方を少しずつ対象化し、必要に応じて変えていくことも成長です。
ここで大事になるのが、メンタルモデルです。
メンタルモデルとは、簡単に言えば、その人が無意識に持っている「ものの見方」や「思い込み」のようなものです。
うまく進まないチームには、こんなメンタルモデルが隠れていることがあります。
「仕事中に話すのは、集中していない証拠」
「質問するのは、分かっていない人がすること」
「相談するのは、自分で考えていない証拠」
「一人で解決できる人が優秀」
「間違った意見を言うくらいなら、黙っていた方がいい」
「雑談はムダ」
これらは、一見すると真面目な価値観に見えます。
ところが、問題解決や改善の場面では、このメンタルモデルが情報の流れを止めることがあります。
同じ「話す」という行動でも、チームによって意味づけが違います。
あるチームでは、話すことは「邪魔すること」かもしれません。
別のチームでは、話すことは「情報を流すこと」かもしれません。
あるチームでは、質問することは「能力不足を見せること」かもしれません。
別のチームでは、質問することは「問題の輪郭をはっきりさせること」かもしれません。
この違いは、対話しなければ見えてきません。
雑談や小さな会話があるからこそ、「え?そんなふうに考えていたの?」「私は逆に、そこが気になっていた」「それ、黙っていたら分からなかったね」という気づきが生まれます。
つまり、雑談力は、チームのメンタルモデルを表に出す力でもあるのです。
NLPの視点で見ると、人は出来事ではなく意味づけに反応している
私はNLPやLABプロファイルも学んできました。
その視点から見ても、雑談力はとても重要です。
NLPでは、人は外側の出来事そのものに直接反応しているのではなく、自分の内側でつくった地図、つまり認知のフィルターを通して反応していると考えます。
よく言われる表現でいえば、「地図は現地ではない」という考え方です。
現実そのものと、その人が頭の中でつくっている現実の地図は違う、ということです。
たとえば、上司が「何か困っていることはある?」と聞いたとします。
ある若手は、「気にかけてくれている」と受け取るかもしれません。
別の若手は、「何かミスを疑われている」と受け取るかもしれません。
同じ言葉でも、受け取り方は違います。
これが人間の認知の面白さであり、難しさです。
だから、問題解決教育でも、単に「質問しなさい」「相談しなさい」「話し合いなさい」と言っても動かないことがあります。
相手の頭の中で、質問や相談にどんな意味づけラベルが貼られているかが大事なのです。
「相談すること=早めのリスク対策」なのか。
「相談すること=自分の能力不足を見せること」なのか。
この意味づけによって、行動は変わります。
LABプロファイルの視点で見れば、人には動機づけの方向性や判断基準の違いがあります。
目的に向かって動く人もいれば、リスクを避けることで動く人もいる。
自分の内側の納得で動く人もいれば、外部からの評価や基準で動く人もいる。
選択肢があると動きやすい人もいれば、手順が明確な方が安心する人もいる。
そうした違いは、会話の中に出ます。雑談の中に出ます。
だから私は、雑談を軽く見ていません。
雑談とは、相手の認知ラベルや動機づけのパターンを知る入口でもあるのです。
脳科学の視点から見ると、安心して話せる場がないと前頭前野が働きにくい
脳科学の視点からも、雑談力の重要性は説明できます。
人は不安や恐れが強い状態では、防衛反応が強くなります。
間違えたらどうしよう。変なことを言ったらどう思われるだろう。
上司と違う意見を言って大丈夫だろうか。
このような対人不安が強くなると、脳は危険を避ける方向に働きやすくなります。
問題解決や改善に必要なのは、観察し、比較し、仮説を立て、原因を考え、別の見方を試し、仲間の意見と統合する力です。これはかなり高度な認知活動です。
前頭前野を使うような、考える力が必要になります。
ところが、場に不安があると、人は自分を守ることにエネルギーを使います。
発言するより黙る。相談するより一人で抱える。失敗を共有するより隠す。
これでは、問題解決に必要な思考が働きにくくなります。
だから、いきなり高度な問題解決手法を入れる前に、安心して話せる関係性をつくる必要があります。
その入口が、日常の小さな雑談です。
雑談によって、「この人に話しても大丈夫」「少しズレたことを言っても大丈夫」「分からないと言っても大丈夫」という感覚が育つ。
これが心理的安全性の土台になります。
心理的安全性とは、単に仲が良いことではありません。
ぬるい職場のことでもありません。
むしろ、違和感や反対意見や失敗を、チームの学習材料として出せる状態です。
問題解決に強いチームには、この心理的安全性が欠かせません。
行動科学の視点から見ると、行動は「きっかけ」と「しやすさ」と「強化」で増える
行動科学の視点から見ても、雑談力は重要です。
人の行動は、精神論だけでは増えません。「もっと主体的に動きなさい」「もっと相談しなさい」「もっと改善提案を出しなさい」と言っても、それだけではなかなか行動は変わりません。
行動が起きるには、きっかけが必要です。
行動しやすさが必要です。
そして、その行動をしてよかったと思える経験、つまり強化が必要です。
たとえば、若手が小さな違和感を口にしたとします。
そのときリーダーが、「そんなことはいいから作業して」と返したらどうなるでしょうか。
次から言わなくなります。
逆に、「よく気づいたね。ちょっと一緒に見てみよう」と返したらどうでしょうか。
その若手は、次も言いやすくなります。
この小さな積み重ねが、チームの雑談力をつくります。
つまり、雑談力は性格の問題ではありません。
職場の仕組みであり、リーダーの関わりであり、日常の強化の結果なのです。
教育効果をKPIで見る前に、見てほしいものがある
経営者や人財開発の方々は、教育効果をKPI化したいと考えることがあります。
それ自体は悪いことではありません。
教育を感覚論だけで語るのではなく、成果を見える化したいという姿勢は大切です。
ただし、私はこれまで、KPIの置き方を間違えている場面も多く見てきました。
受講者数、研修回数、アンケート満足度、理解度テストの点数、eラーニング受講率。
もちろん、これらも管理上は必要です。
しかし、これだけで教育効果を見たつもりになると危ない。
なぜなら、それらは多くの場合、学んだかもしれない指標であって、できるようになった指標ではないからです。
本当に見たいのは、現場に戻った後です。
小さな違和感が言葉になっているか。
分からないことを聞けているか。
失敗を隠さず、次の学びに変えているか。
問題の定義が深まっているか。
改善が一部の人だけでなく、チームの会話から生まれているか。
ここを見ないと、教育投資の本当の成果は見えてきません。
坂田流に言えば、改善数は単純な件数だけではありません。
改善数≒違和感の発見数×発言率×受容率×フォロー率
私は、こんな構造で見ることが大事だと考えています。
違和感に気づく人が増えたか。
その違和感を言葉にする人が増えたか。
周囲が受け止めるようになったか。
その後、フォローされるようになったか。
ここを見なければ、改善文化は育ちません。
私の一番弟子、木下真由美講師は「雑談強化ファシリテーター」
この「雑談力」の入口を支援する存在として、私の一番弟子である木下真由美講師がいます。
私は彼女を、雑談強化ファシリテーターと位置づけています。
問題解決や改善というと、多くの組織はすぐに手法に向かいます。
なぜなぜ分析、QC七つ道具、ロジカルシンキング、フレームワーク、データ分析。
もちろん、それらは大切です。私自身、それらを大切にしています。
しかし、その前に「きほんのき」があります。
それが、チームの雑談力です。
木下講師は、問題解決や改善を学ぶ前の入口として、チームの中に言葉が流れる状態をつくる支援をします。
場を和ませるためだけの雑談ではありません。
ただ仲良くなるためだけの雑談でもありません。
小さな違和感を言える。
分からないことを聞ける。
相手の言葉を受け止められる。
失敗を責めるのではなく、学びの材料にできる。
一人で抱え込まず、チームで考えられる。
この状態をつくるための雑談です。
問題解決の前に、雑談がある。
改善の前に、言葉が流れるチームがある。
この土台を整えずに教育投資をしても、成果は限定的になってしまいます。
経営者、人事、人財開発、リーダーの皆さんへ
いま、皆さんの会社では、どのような教育を行っているでしょうか。
問題解決研修を実施しているかもしれません。
改善活動を進めているかもしれません。
次世代リーダー育成に取り組んでいるかもしれません。
若手に主体性を求めているかもしれません。
その取り組み自体は、とても大切です。教育は未来への投資です。人を育てることをやめた組織に、持続的な成長はありません。
ただし、ここで一度、立ち止まってほしいのです。
そのチームは、話せていますか。
小さな違和感を言えていますか。
分からないことを聞けていますか。
失敗を学びの材料にできていますか。
学んだことを、できるようになるまで習う空気がありますか。
「わかった」で満足せず、「できる」まで伴走する設計がありますか。
研修をやったのに現場が変わらない。
教育しているのに改善が続かない。
若手に主体性がないように見える。
リーダーが一人で抱え込んでいる。
小さな異常や違和感が上がってこない。
その原因は、教育内容の不足だけではないかもしれません。
受講者の能力不足でもないかもしれません。
もしかすると、真面目な沈黙が、問題解決を止めているのかもしれません。
そして、その奥には、「話すこと」「聞くこと」「相談すること」「失敗を共有すること」に対する意味づけが、チームの中でズレている可能性があります。
教育投資を成果に変えるために
教育は投資です。だからこそ、研修テーマを決める前に、学びが育つ土壌を見てください。
乾ききった土に、どれほど高価な種をまいても、芽は出にくいものです。
同じように、話さない、聞かない、共有しない、相談しない、失敗を言えない、違和感を出せないチームに、どれだけ高度な問題解決教育を入れても、成果は出にくいのです。
問題解決に強いチームは、最初から特別な能力を持っているわけではありません。
小さな違和感を言える。
分からないことを聞ける。
失敗を材料にできる。
仲間の一言から考えを深められる。
そして、学んだことを、できるようになるまで習い続けられる。
そんなチームです。
私は、250を超える組織やチームを支援してきて、強く感じています。
改善教育の前に、チームの雑談力を疑え。
これは、教育を否定する言葉ではありません。
むしろ、教育投資を本当に成果につなげるための問いです。
研修をもっと活かすための問いです。
人財育成を、単なるイベントで終わらせないための問いです。
人が育つチームには、言葉が流れています。
違和感が流れています。
失敗が学びとして流れています。
そして、学んだことを「できる」に変える会話が流れています。
その流れをつくること。
それが、これからの人財育成に必要な土台だと、私は考えています。
そして、その土台づくりから一緒に考えることが、私たちの支援の出発点です。
真面目な沈黙を、学びの会話に変える。
“わかった”を、“できる”に変える。
教育投資を、現場の行動変化に変える。
それが、改善と問題解決に強いチームを育てる第一歩なのです。
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国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。