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言葉を選んで伝えてみよう│話の伝わり方を意識する

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街では、銀杏が色鮮やかになり、冬が近づいてきたな~と感じる今日この頃です。
ただ、この季節になると、寒暖差アレルギーに悩まされ、コンサルや講演中でも「クション!」とくしゃみを我慢できない私です。

先日も、インターネットラジオ番組のコラボ企画に参加をしたのですが、この本番中にも、アレルギーの症状が出てしまい、くしゃみを我慢するのに一苦労でした。

普段は、起きない症状なのに、大切な本番の時に限って「クション!」が起きてしまいます。
もしかしたら、他のアレルギーなのでしょうかね。

今回は、ラジオ放送を通じて得た「話し方」について、お話しします。
あなたの「話の伝わり方」が変わりますよ。

誰に向けた話なのかが、解る様に伝える

私はとあるインターネットラジオで、定期的に番組を2つ配信しています。
共に、問題解決やメンタルモデル、そして、コーチングなどのビジネスに役立つ情報を発信しています。

そして、いつもは一人で音声をリスナーに届けているのですが、先日、3名のDJが集まり、コラボ番組を制作しました。

いつもは、リスナーに話しかけるスタイルなのですが、コラボになると「3人で話しながら」リスナーにお届けすることとなり、いつもと勝手が違うことに戸惑いました。

私は、ラジオ配信で特に気を付けているのが、「誰に向けて話を発信しているか?」です。

例えば、「あなたに向けて話している」や「皆さんに向けて話している」など、明確に言葉で表現するなどです。

例えば、ラジオは、一人で聴いているケースが多いと思います。
するとDJは「あなたに話を届けている」という表現を用います。

「今日も、この番組をお聞きの”あなた”に、お役立ち情報をお届けします!」といった話し方です。また、もし家族向けの番組なら「お聴きの”皆さん”に、お役立ち情報をお届けします。」といった感じで、話し方を変えるのです。

話し方を変えて当事者意識を促す

これは、仕事のシーンでも同じように『変える』べきだと私は思っています。例えば、ミーティングでリーダーであるあなたが「皆さんの積極的な参加を期待します」と言ったとしましょう。
すると、その話を聴いたメンバーは「チームに言われている」という感覚を抱きます。すると、責任感や自覚を促すには、弱いメッセージになってしまうのです。
この時は「あなたの積極的な参加を期待します」と言葉を変えてみましょう。
「周りごと」から「自分ごと」へと話の受け方に変化が起きます。

このような誰を対象に話をしているかを意識することで、説明力や説得力に変化を起こすことができ、当事者意識を促すこともできます。

私が、研修講師を担当して、受講者に話すときも「あなた」という言葉をよく使います。これは、研修生一人ひとりに話を届けたいからです。

「皆さんは、効率的に改善を進めなければなりません」
「あなたは、効率的に改善を進めなければなりません」

あなたは、この2つの話し方を、どのように感じられているでしょうか?
その時のシーンに応じて「周りごと」と「自分ごと」の用語を切り替えてみませんか?

誰に向けて話をしているのか?言葉を選んで伝えてみましょう。
「話の伝わり方」が変わりますよ。


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マネジメントコンサルティング2部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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