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コラム

言葉を理解する固有の” クセ ”│組織で学習するべき内容

目次

物質タスク型と人間重視型

どんなに手順書やシステムを構築し運用しても、それを使って動かすのは”人”です。
例えば、労働安全衛生に関わるルールの制定やシステムの導入をしても、それらを適切に使いこなす人の存在が必要です。

つまり、ルールやシステムを「上手く使いこなそう!」という意識やモチベーションを高めなければ、目指すべき目的になかなか到達することが出来ないのです。

ルールとシステムで組織を動かす。
これを物質タスク型マネジメントと言います。

人の意識やモチベーションで組織を動かす。
これは、人間重視型マネジメントと言います。

私たちは、物質タスク型マネジメントと人間重視型マネジメントのバランスが大切だと考えています。
そして、そのバランスを決める大切な要素は、コミュニケーションです。

今回は、物質タスク型マネジメントと人間重視型マネジメントのバランス化を狙った
コミュニケーションスキルについてのおはなしです。

物質タスク型マネジメントと人間重視型マネジメントのバランス化

組織として、何を学習すべきなのでしょうか?

この書類、目を通しておいてください。
この書類、読んでおいてください。

この二つの言葉。

目的は、「書類の内容を理解しておいて欲しい時」に使われる言葉です。
しかし、ここに言葉の不思議さが見え隠れします。
人によって、この言葉の解釈が変わってしまうのです。
また、目的に向けたモチベーションさえも変わってしまいます。

「目を通しておいて」と言われて、内容理解に対するモチベーションが高ま人もいます。
「読んでおいて」と言われて、内容理解に対するモチベーションが高まる人もいます。

そして、こんな言い方でモチベーションが高まる人もいるのです。
「この内容、理解しておいてください。」

人には、言葉を理解する”クセ”の様なモノがあります。
人の脳は、コンピュータの様なもので、脳内にプログラムがインストールされていて、このプログラムを使い言葉を理解しています。

このプログラムのことを「メタプログラム」と呼びます。

人によって「メタプログラム」が違っている

例えば、三つのプログラムの違い。
それは

・視覚型
・聴覚/読解型
・情動型

このように、人それぞれインストールされるプログラムが違っています。

視覚型プログラムを有している人は
「見る」という言葉で、その行動に対するモチベーションが高まります。

聴覚/読解型プログラムを有する人は
「読む」「聴く」という言葉で、モチベーションが高まります。

情動型プログラムを有している人は
「理解する」など、具体的な行動を表す言葉で伝えるとモチベーションが高まります。

もし、リーダーであるあなたが、部下や後輩に行動を促す場合、部下や後輩のプログラムに合わせた、”言葉選び”をすると伝わりやすくなるのです。

これは、あなたの「説明力と説得力」にも関係してきます。

説明力と説得力の高い人は、相手のプログラムに合わせた言葉選びをしている

このような人が、大勢の聴衆の前で話すときも、全てのプログラムに訴求する言葉を選び、その集団を説得していることが解ります。
この言葉選びのテクニックは、LABプロファイル®という知識体系を学ぶコトで会得する事が出来ます。

多くの企業でも、リーダーシップ教育で採用され、説明力や説得力の”磨き”をかけています。
また、システムやルールに対するモチベーションを高めることができるため、物質タスク型と人間重視型のバランス化をねらうこともできます。

このテクニックは

・コミュニケーションスキルの向上
・共働スキルの向上
・レジリエンスの向上
・物質タスク型マネジメントと人間重視型マネジメントのバランス化

を目指すこともでき、IDGs(Inner Development Goals)へと導くことができます。
人それぞれが持つ、意識や認識の脳内プログラムを学んでみませんか?


コミュニケーション|知識経営研究所

多くの企業研修でも採用されている、特にリーダーや管理職に必要なスキルの一つです。コミュニケーションや説明・説得力向上のスキルアップに最適なプログラムをご提供します。

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マネジメントコンサルティング2部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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