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責任感と当事者意識の育成法│「ルール化」が進む改善

目次

責任感と当事者意識 は、仕事をする上でとても大切

あなたの職場では 責任感と当事者意識 といった言葉が、よく使われることがありませんか?

例えば朝礼のシーンでも
「今日も責任感を持ってがんばりましょう!」とか
「当事者意識をしっかり持って頑張りましょう!」など
話を聞いたり、したりすることがあると思います。

それだけ、個々の 責任感と当事者意識 は、仕事をする上でとても大切なことなのです。

ということは・・・・・

あなたがリーダーだとしたら、部下や後輩の 責任感と当事者意識 の育成をしなければなりません。
では、どうやって育成すれば良いのでしょう?

今回は、簡単にできる「 責任感と当事者意識 の育成法」についておはなしします。
職場の空気に少しずつ変化が表れますよ。


責任感と当事者意識 の育成は、まずはこれから始めてみましょう!

職場など、モノを置く場所に「○○置場」といった表示をするケースをよく見かけます。
どこに、何を、どのように置くかを明示することは、ある意味「ルール化」が進む改善です。
ただ、このルールを表示するときに、ちょっと意識して欲しいことがあります。

それは、リーダーであるあなたが表示するのでなく、若手に表示をさせるようにマネジメントすることです。

実は、若手に表示を指示することによって、責任感の育成に繋がることが心理学の実験からも解っているのです。

私たちの脳は、「自分で決めたことは守る」という特性を持っています。

あなたもきっと、他人に言われたことよりも「自分で決めたこと」の方を守りますよね!
ですから、モノの置き場所を決めたらその表示は、若手に作らせるようにするのです。

心理学の実験では、標示物を自ら作るところから関わることで責任感が高まる事が解っています。


当事者能力とは、関わるモノゴトを遂行する力

また、当事者意識や当事者能力の向上にもつながります。
ちなみに当事者意識とは「私が直接これに関わらなければならない」という意識です。

当事者能力とは、関わるモノゴトを遂行する力を指します。
つまり、表示を自ら行わせることで「私が直接これに関わらなければならない」という意識を芽生えさせ、責任感を育てるという流れです。

改善活動をしている職場でよく見かけるシーンが、リーダーが率先して標示物を掲げているケースです。

これでは、リーダーだけの当事者意識や責任感がさらに高まるだけで、部下や後輩の育成に深く影響することがきません。

できるだけ、部下や後輩にそれを任せるようにしましょう。
しかし、職場は日々仕事に追われ大忙しです。

どうしても標示物の作成から実際に掲示するまでを任せることができない場合は、掲げるだけでも部下や後輩に任せてみましょう。そのモノゴトへの関与の度合いを増すような育成が大切です。


標示物の掲示を任せるだけでオッケー!
責任感と当事者意識 の育成には、まずはこれから始めてみましょう!



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坂田 和則さん画像
マネジメントコンサルティング2部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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