コラム

相手の知識を活かす、伝わる説明の工夫

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あなたは、人に何かを教えたり、大勢の人前で説明をする機会はありますか?
私は、仕事柄このようなシーンが多くあります。

しかし、なかなか説明した内容が伝わらないことも多くあり、
駆け出しコンサルの頃は日々悩んでいました。
今回は、説明上手な人のやっている伝え方のノウハウについておはなしします。
あなたの説明力と説得力が増しますよ。

相手の経験と知識 を有効活用!

相手の経験と知識 をうまく使いながら説明すると、伝わりやすくなる。
一歩立ち止まって、相手に考えさせる説明法です。

人に何かを教える時、伝えたい情報をそのまま伝えようとすると、
相手の理解度が低くなる、という実験結果があるそうです。
この実験では、文献を読みながらその内容を理解させ、
その理解度を確認するという内容だったのですが、
2つの実験パターンに分けて行われました。

ひとつ目は、そのまま文献を読む。
ふたつ目は、質問事項を考えながら文献を読む。

この実験から解ったことは、
ふたつ目のパターンの方が試験結果が良かったということでした。
なぜ、試験結果が良くなったのでしょう・・・・?

人の記憶は、知識や経験に紐付けると記憶されやすい

私たちの脳は、インプットされる情報をそのまま受け入れるよりも、
関連する知識や経験を紐付けることによってより深くモノゴトを理解します。

例えば、ドアノブを見たら全世界ほとんどのドアを開けることができるのと同じで、 
相手の経験と知識 から、初めて見るドアノブでも使い方を考え、
ドアを開けることができる能力が備わっています。

説明も同じで、説明を受けている内容に対し、
過去の経験と知識を使いながら理解すると、
記憶の中から同じようなパターンを探し出し照合することで、
短い時間で理解をすることができます。

この脳の特性を使って説明すれば、あなたの説明内容も相手に伝わりやすくなります。

相手に考えさせながら説明を続ける

具体的には、『相手に考えさせながら説明を続ける』ことが大切です。例えば

1、相手の経験や知識 のレベルに合わせた言葉を使いながら、
 相手の思考にムリを与えないよう説明する。
2、質問を投げかけ、相手の持っている過去の経験や知識を引き出すように説明する。
3、いま与えている情報と、過去の 相手の経験と知識 を照合し、
 どのようなギャップがあるかを意識させながら説明する。

特に3が重要で、私たちの脳はギャップを感じることで
『思考スイッチ』が入りやすくなるので、このスイッチを入れてあげられるよう、
話をしてあげてください。

私が、人前で何かを説明するときにも、
3の「スイッチを入れる」をふんだんに使っています。
できるだけ多くの人が経験しそうなコトをあらかじめ見つけ出しておき、
その話+説明をしながら
「皆さんが知っていることと、いまお話ししていることの違いは”何”でしょうか?」や
「”なぜ?”違いがあるのでしょうか?」など、質問を交えて説明を進めます。

この時、相手の思考を邪魔しないよう、
思考を巡らす時間を与えることも大切なので、
相手の反応もしっかり把握するようにしてください。

そのままの説明だけでは伝わりにくい。
相手の反応を確認しながら伝える。
相手の経験と知識 を使いながら説明すると、伝わりやすくなる。

一歩立ち止まって相手に考えさせる説明法。
あなたの説明力と説得力が増しますよ。

説明途中に一歩立ち止まって、相手に考える時間を与えてみませんか?

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マネジメントコンサルティング部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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