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チームの集中力を高める「 声かけ 」│集中力に良い影響を与える言葉

目次

ちょっとした「 声かけ 」で、チームの集中力を高めよう

「年末になると忙しくて・・・・」こんな言葉を寒さと共に耳にする季節になりました。
こんな時の作業ミスってけっこう痛くありませんか?
大きなミスはもちろん、小さなミスが続いた時もキツいものですよね。

そして、焦りが生じてさらにミスが続いたりと、負の連鎖ループに陥ることもしばしば。
このループに陥らないためにも、集中力の継続が大切です。

今回のコラムは、前回に続き、集中力の継続についてお話します。
ちょっとした気づかいで、チームの集中力を高めることができます。

生産性を高める「 声かけ 」

前回のコラムでは「ガミガミ」言い続けると、相手に考えさせる時間を奪い、さらには相手の集中力を削いでしまう結果を招く。とおはなしをしました。
ところが「優しいねぎらいの言葉」をかけると、集中力が高まるということが脳科学の実験で解っています。

脳の活動を調べることができる装置を使って、簡単な作業をしている時の状態をモニタリングをしていると、どんなに集中力を維持しようとしても、だんだんと集中力が下がることが観察できます。

特に、作業開始と終了時は高めを示すのですが、作業中盤の集中力は、顕著に落ち込みます。

この集中力が落ちてくると、あくびをしたり、ため息をついたりすることも多くなるのですが、こんな時「ねぎらうような言葉」を相手に一言伝えると、集中力に関する脳の部分が反応し、相手の集中力が高まるコトが実験の結果からわかったのです。

「ねぎらいの言葉」で相手の集中力を高めよう

ねぎらうような言葉とは、例えば

・そういえば、先日の企画提案書よくできていたね。
・昨日は、遅くまで大変だったんだってね。
などです。

また
・いつもクリーンなデスクが保たれていて、自分も見習わないとな~。
・後輩の面倒見がいいから、私も助かるわ。
といったように、相手の長けた部分にも触れることも効果があります。

あなたが、部下や後輩に声をかけることは、相手の時間を割いてしまうことにもなりかねないケースもあるので、短く解りやすい言葉をかけることが大切です。
ほかにも、声かけをする以前に職場のコンディションもよく観察することも大切です。あなたが、職場内の集中力について観察をしておかないと、 声かけ のタイミングを逃してしまうからです。

もちろん、途切れかけたあなたの集中力も声かけによってリセットされ、あらためて集中力を発揮できるかもしれません。

生産性を高める「 声かけ 」のポイント

ポイントは
①あくびや、ため息をついている人がいたら声をかける。
②声がけは、相手をねぎらうような言葉を伝えてみる。
③短い言葉で伝える。

といった、生産性を高める「 声かけ 」です。
ちょっとした気づかいで、チームの集中力を高める声かけ。
短い時間で、ねぎらいの言葉や相手の長けた部分を伝えることは、集中力に良い影響を与え、しかもチームの生産性を左右するものなんです。

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マネジメントコンサルティング2部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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