コラム

ランチミーティングで築く信頼関係と対話の工夫

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関係性を作り上げる、よい制度

部門間の仕事内容や、いま抱えている問題や課題について、
縦割り組織だとなかなか見えてこないものです。
やはり人財を活かして経営効果を高めるには、組織の壁を取り除き、
横のつながりを強化することが大切です。
そしてその策として、ランチミーティングを開いている会社が増えている様です。

今回は、「うまくいくランチミーティング」についておはなしします。
ランチミーティングが意味のある時間になりますよ。

何を感じて、何を想って欲しいのか?
これをハッキリ決めておかないと、雑談で終わってしまいます。

昨今、福利厚生の一環で、ランチミーティングを制度化する会社が増えてきました。
ランチミーティングの他にも「朝食会議」と呼んで、
会社に来て朝食を食べながら雑談をするという会社もあります。

よい雰囲気で、楽しい話しをしながら、お互いのことを知ったり、
相手の仕事のことを知ったりしながら、仕事場上でも
「話しやすい」関係性を作り上げるにはよい制度だと私は思っています。

”ほどよいバランス化”が理想

ただ、この制度、「ランチミーティングを援助します!」というルールを作っても、
良い成果を得られないことも耳にします。
ルールで、制度を見える化することを「物質タスク型マネジメント」といいます。

「物質タスク型マネジメント」は、モノやルールで仕事の内容を管理します。
これとは逆に、「人間重視型マネジメント」という手法があります。
これは、人の心や思いについて支援する手法です。

理想的には、「物質タスク型マネジメント」と「人間重視型マネジメント」の
”ほどよいバランス化”が理想なのですが、
今回お話の対象となるランチミーティングは、
「物質タスク型マネジメント」に偏るケースが多いようです。
ランチミーティングで、「人間重視型マネジメント」とのバランスを得るには、
次のことがポイントとなります。

・対話方法が確立されていること
・アウトプットを明確に定めていること
・心理的安全性が確立されていること

対話方法が確立されていること とは、
対話の原則である、相手に敬意を抱き、尊重する姿勢という意味です。
ルールを制定するにおいて、バランス化がとれていないと、
お互いの信頼関係に悪影響を及ぼし「あの人とランチ行かなければよかった。」
と思わせてしまうケースが起きてしまいます。
大切なことは、信頼関係を築く制度を制定することです。

アウトプットを明確に定めていること

ランチミーティングでは、その狙いを明確にするべきでしょう。
例えば

・相手の業務内容を知り、助けて欲しい!ことに気付く
・相手の業務内容を知り、助けられそう!な部分に気付く
・相手の知識や経験を知り、頼れそうな部分に気付く
・相手の知識や経験を知り、相談できそうなことに気付く
・相手の人間性を知り、安心感を得る

などです。
ただし、これらの目的を明文化してしまうと
「物質タスク型マネジメント」に偏ってしまうので、制度を運用する方は、
例えであげた内容を、伝える程度のことが必要でしょう。

中には、ランチミーティング報告書作成を義務づけている会社もあるようですが、
これは止めた方が良さそうです。
自由で安心した話が出来なくなってしまうからです。
ここでも、心理的安全性を保つような配慮が必要です。

何を感じて、何を想って欲しいのか?
その内容を伝えると、ランチミーティングが意味のある時間になりますよ。

何を得て欲しいのか、言葉でつたえてみませんか?


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マネジメントコンサルティング部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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