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対話で生産性を高める│相手に指示が伝わらない理由

目次

伝わらないのには、理由があります

対話による生産性や業務効率の向上は、多くの科学的データにより解っています。
ところが、この対話がうまく進められない!と悩まれている方も少なくありません。

脳の言語処理方法は、人によって異なっており、これが原因で様々なコミュニケーションエラーが発生します。あなたが、上司から「書類を読んでおいて欲しい。」といった指示を受ける場合、どの言われ方がしっくりくるでしょうか?

①これ見ておいて。
②これ理解しておいて。
③これ読んでおいて。

前述の通り、人には脳内の言語の処理パターンが異なっており、同じ行動を促そうとしても(動機付け)、そのパターンにあった言葉を選ばないと、動機付けが難しくなってしまいます。

①は、視覚優位型といって、視覚情報を与えられることで動機付けをすることができます。
よって、会話の中には「見る」「見て」など、視覚に関連した言葉を多く用いるとよいでしょう。

②は、聴覚優位型といって、言語情報を与えられ、考えることで動機付けをすることができます。
よって、会話の中には「聴く」「耳を傾けて」「考えて」などといった言葉を用いるとよいでしょう。

③は、体感覚優位型といって、体を動かすことや感情に訴えることで動機付けをすることができます。
よって「読んでみて」「やってみて」など、行動を促す様な言葉を用いるとよいでしょう。

このように、1つでも多くの処理パターンを学ぶことで、エラー発生を予防できます。

NLPから生まれたロジック

NLPとは、神経言語プログラミングと呼ばれる脳の取扱方法を私たちに解りやすく解説する知識体系です。
私たちの脳には、人それぞれに独特のプログラムを持っていて、このプログラムを使ってモノゴトを理解しています。

そして、そのプログラムが影響し「処理しやすい言葉」と「処理しにくい言葉」があるのです。
もし、あなたが説明力と説得力を高めたいと考えるのなら、ぜひNLPを学ぶとよいでしょう。

NLPは、人のもつ脳内プログラムが識別整理され、コミュニケーションの原理原則を基礎から学ぶことができるのです。

特に、NLPから派生したコミュニケーションロジック「LABプロファイル®」は、コミュニケーションの原理原則を学ぶのに最適です。

対話のしかたでなく、対話の原理原則を学ぶ

コミュニケーションセミナーの多くは、その「HOW TO」を学ぶケースが中心です。
しかし、セミナー中は”うまくいった!”と感じた「HOW TO」も、実際職場へ戻って実践となると、うまくいかないことも多いのではないでしょうか?

セミナーでは、様々なシーンを想定してコミュニケーションの「HOW TO」を学びますが、実際の職場では、それをはるかに超える数のシーンが存在します。

よって「HOW TO」を学ぶだけでは、そのスキルが実践に乏しくなってしまうのです。

コミュニケーションを学び、説明力と説得力を高めたいのなら、「HOW TO」の背景にある理由「WHY」も学ぶと、柔軟に様々なシーンで対応できるようになります。

LABプロファイル®は、Whyを学ぶのに最適な方法でもあります。


日常で使いこなせる簡単な方法

日頃の会話を含め、作業手順の説明、プレゼンテーション、マーケティングなどのシーンでは、説明力と説得力がその影響を左右します。

コミュニケーションにおいて、説明力と説得力を磨くことはあなたにとって、大きな武器となるでしょう。
そして、これらを学ぶには、個人で学ぶより仲間と一緒に学ぶ事も大切です。

社内でセミナーを開催したり、リーダーシップトレーニングのコンテンツとして取り入れると効果的です。

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マネジメントコンサルティング2部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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