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ポカミスの原因は「錯覚」│「モノを見る」活動の原理

目次

本当に目の前のモノが見えていますか?

私たちは、「モノ」を見る場合、目から入ってきた光を電気信号に変換し、脳に伝えます。
そして、脳内では様々な化学物質が伝達物質となり、脳内に映像を作りあげています。
これが、私たちが「モノを見る」という活動の原理です。

つまり、私たちが見ている「モノ」とは、あなたの脳内で作りあげられた「映像」なのです。

また、その映像は、過去の経験に大きく左右されたり、あなたの価値観や信念にも大きく左右され、見えているはずのモノが「映像化」されなかったり、実際には存在しない「モノ」が映像化され”見えてしまう”こともよくあります。

一般的には、「錯覚」と言われる現象で、私が担当する「新5S思考術」セミナーでも、受講者の方々に体験をしていただいています。

職場環境の作り方で、ポカミスをより少なくする

特に、この「錯覚」は、仕事中に起きてしまうと ポカミス に繋がることからも注意をしなければなりません。

例えば、「錯覚」が起きたために
・不良品を良品として出荷してしまった
・大丈夫と思っていても、頭を配管にぶつけた
・確認したと思っても、計算ミスが起きた
・送ったと思っていた書類が、机の上に置きっぱなしだった

などなど、「ちょいと見逃すことのできない」 ポカミス の原因に「錯覚」はなり得るのです。
「錯覚」が起きない様、あなたがすべきこととはいったい何なのでしょうか?

ポカミス を誘発する「錯覚」

職場で、 ポカミス を誘発する「錯覚」の起きやすさは、その職場の環境に左右されます。

その要因として、次のようなことが上げられます。

・モノも多さ、少なさ
・光の当て方、あたり方
・複雑な動作の有無

そして、スグにでも手が付けられる改善が『モノの多さ・少なさ』です。
もし、すぐにでも ポカミス 対策をしたいのなら、職場の「整理・清掃・整頓」を実施すべきです。

これは、目の動きに関連するのですが、簡単に言うと「モノが多ければ多いほど目の動きが複雑になり、錯覚を起こしやすくなる。」といった原理があるからです。

仕事をしている最中に「今すぐに使うモノ」と「今は直ぐに使わないモノ」に別けてみましょう。
そして、直ぐに使わないモノは、片付けるようにします。

すると、作業台や机の上がスッキリして、眼球の動きも安定しはじめ、錯覚が起きにくくなるのです。
このように普段からの整理・清掃・整頓が行き届いている職場では、錯覚も少なく ポカミス も少なくて済みます。

ポカミス の原因になる「錯覚」がおきにくい職場環境を整えましょう。

「錯覚」が起きない様、あなたがすべきこと。
それは、整理・清掃・整頓なのです。

「新5S思考術」については、詳しくはこちらのページもご覧ください
(分室:改善ファシリテーション研究所のサイトへジャンプします)


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マネジメントコンサルティング2部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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