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チームが持つ3パターンの特性│ チーム特性の活用で問題解決

目次

チーム特性 を知ることで問題解決!!

チームで 問題 / 課題解決会議 をやり続け、 いつまでたっても原因が特定できず行き詰まった状態。頭の中もパンパンになり、ストレスフルな状態が続き、 同じ議論を何度も繰り返し、話があちらこちらに飛び散る。

ダメだ!もう耐えられない!

こんな時、 リーダーであるあなたが「 チーム特性 」を知っていると、今までにない 問題 / 課題解決 に向けたチームワークを形成することができます。

リーダーであるあなたが知っておくべき「 チーム特性 」

改善ファシリテーターが 問題 / 課題解決 に挑むときは 『 高い視座 ・ 広い視野 、 そして集中の繰り返しだ 』と自らに言い聞かせながら挑み続けます。

私(坂田)は、 問題 / 課題解決 研修の中で、数名のグループに答えのないパズルのような謎解きを個人でトライしてもらった後に、どのように謎解きアプローチをしたか? と発表をしてもらうことがあります。

すると・・・・
「 こんな考え方もあったのか~ 」
「 問題の捉え方が、 そもそも違ってた。 」
と、自分の視野や意識と違う捉え方があることに気付き、 他の人の思考を知ることで驚いたり感心したりする方が少なくありません。

逆にチームで謎解きをしてもらうと、 最初は個々のアプローチ法が違うのに、 十数分もするとチーム全体の 問題 / 課題解決 へのアプローチがまとまりはじめてきます。

この時の会話内容を観察すると、 経験者や有識者の考えに周囲が引きずられたり、 社会的地位の高い人の意見に引きずられるかのようにチームの視野が固定され始めます。
この場合、 チームの話がまとまる反面、 気付きや漏れが増えてくることも多くなる傾向があります。
こうなってくると、 もう蟻地獄状態です。

チームメンバー全員が思考のトラップにはまったかのように、 一つの思考にこだわり、 閃きが無くなってしまうのです。
問題 / 課題解決 を円滑に進める ( ファシリテート ) するために、リーダーはどのようにすればよいのでしょうか?

3つの「 チーム特性 」とは?

そこで、ぜひ知っておいて頂きたいのが 「 問題 / 課題解決を進める チーム特性 」です。
問題 / 課題解決 を進めるチームには、3つのチーム特性があります。

1.個人型

チーム内の個が単独に行動/思考し、個々による意識や気付きの違いがあるために、チームに広い視野をもたらす。しかし、協力協調性に欠ける。

2.近接型

チームメンバーの役割がな明確になっており、役割分担が適切であればチームが機能する。 しかし、他のメンバーの役割領域には足を踏み入れない。

3.チーム型

チームメンバー全員の意志で問題/課題解決に挑み、協力協調性が高く高い視座から問題を捉える。しかし、誰も責任をとりたがらない。

3つの「チーム特性」の活かし方

改善ファシリテーターは、 3つの 「チーム特性」を上手く使いながら問題 / 課題解決 に挑ませるように、様々なアドバイスをチームに与えます。例えば、 このような声がけをします。

・あなた達は個人型のステイト ( 状態 ) を維持し続けているので、 チーム型を意識しながら話を進めてみてください。
・あなた達はチーム型のステイトを仕掛け続けているので、 個人型を意識した進め方をしてみてください。
・あなた達は近接型のステイトなので、適宜個人型やチーム型に切り替えて話を進めてみてください。

チームで、 問題 / 課題解決 をする場合、 一つのステイトに留まらせるのではなく、 3つのステイトにスライドを繰り替えさせることで『 広い視野 、 高い視座 』がチームに形成させることができます。

リーダーは、 問題 / 課題解決 チームの特性を駆使しながら、 チームに多様性を維持させることが大切です。
チーム特性を活かしながら、 問題 / 課題解決 を行うなら、下記の研修がオススメです。

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マネジメントコンサルティング2部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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